MISTY POCOについて

バッグブランド「MISTY LAYER 」の姉妹ブランド「MISTY POCO」(ミスティ・ポコ)は生活雑貨のブランドです。

POCOはイタリア語で<少し、小さな、可愛い>の意。
ストレスフルな日常に雑貨を加えることで、ほんの少し精彩を足すことができたら。

そんな願いをこめて「MISTY POCO」と名付けました。
元々捨てられる筈だったPVCの端材が再生され、スマホショルダー、イヤホンケース、ミニリュックなど、カラフルな雑貨に転身。

サステナブルな製品が日々の笑顔の力になれて、そして長く使っていただけますように。

MISTY POCO 開発ヒストリー

姉妹ブランド、ミスティ―・レイヤーは東京の下町、江戸川区が発祥の地。
創業70年の裁断の専門工場が母体です。
70年前と言えば、日本でテレビ放送が始まったばかり。
ただ、自然豊かで空気は澄んでいたかもしれません。

地球温暖化による悪影響が取り沙汰される現在、新しい物を良しとし、
古い物は飽きたら廃棄する、という従来の価値観が見直されています。
ものづくりに没頭してきた私達だからこそ、届けられるモノは何か、を考えつくしました。

結果、本来は捨てられる塩化ビニル(PVC)の端材を全く異なる、
できれば世の中に夢を与える製品へアップサイクルできないか。
地球規模で見ると、廃材をゴミにせず、生まれ変わらせることが
持続可能な社会につながっていくのではないか。
そんな思いに至りました。

とは言え、製品化までは、ビニル端材の収集、液状化、染色、
シート状へ拡大、複数層の合体、バッグや小物の縫製と多工程あり、
各工程で熟練職人の技が極限まで求められました。

MISTY POCOの製品から、少し明るい未来が覗ければ幸いです。

MISSION

ものづくりに打ち込んできた私達だからこそ、届けられるモノがある

SDGsへの意識

国連の定めるSDGsでは、ゴール12の<持続可能な消費と生産パターンの確保>で資源の持続可能な管理と利用を促し、さらにゴール14の<海洋・海洋資源の保全>で陸上活動による汚染を減らそう、と促しています。現実はと言うと、塩化ビニールを含むプラスチックゴミは世界で100億トン、2050年には120億トンと魚の量を越えると試算されています。

以前は焼却時のダイオキシンで大気汚染が心配されましたが、焼却技術の進歩により、その懸念はなくなりました。

にもかかわらず、プラゴミは焼却よりも陸への埋立や海洋への投棄が廃棄量全体の50%以上を占め、かたや技術的に難易度の高いマテリアルリサイクルされる割合は約10%と、ほんのわずかです。

環境破壊へと進む深刻な現状を憂いつつ、「ものづくりに打ち込んできた私達だからこそ、届けられるモノがある」という使命感を覚えました。地球に良いものをつくりたい。MISTY POCOの活動宣言でした。

VISION

私達は塩化ビニール(PVC)加工では国内シェア7割を誇るプロフェッショナル集団です。

作業工程で生まれるビニールの端材をリサイクル、さらに別製品へとアップサイクルさせる。

技術的なハードルは高くても、自然環境を守ることができたら。
そんな思いでオリジナル製品を開発しました。

もともと、塩化ビニールは紫外線や雨による経年劣化をしにくく、
衛生的で丈夫で安価、という素晴らしい素材。

生産工程の工夫で、ミストをふんわりかけたような不思議な風合いが加わり、
今まで見たことのないユニークな製品群が誕生しました。

ちょっと良いことをしたいエシカル消費に目覚めた方、
今までとは少し違う個性を引き出してみたい方。

そんな感度高いあなたに選ばれ、身につけてもらえること。
肩が凝りがちだった日常がエアリーになって、生活のQOLが上向きになること。

MISTY POCOの願うVISIONです。